こんにちは、「孤独のメンタルノート」管理人のウーラーです
Awarefyは、心理学や心理療法と「AI」をかけあわせた、最先端のメンタルヘルスアプリ。
今回は、Awarefyアプリの「コラム法」という機能の使い方と、実際に使ってみた感想を紹介します。
コラム法は「認知再構成法」ともよばれ、Awarefyのベースになっている「認知行動療法」のなかでも代表的な手法のひとつです
Awarefyの「コラム法」には以下のようなメリットがあります。
コラム法の目的は、自分の感情や思考のパターンを記録・分析し、頭を柔らかくしてバランスのとれた考え方に導いていくことです。
無意識の「ネガティブな思いこみ」から解き放たれてゆくことで、何よりもまず自分自身がラクになれる!
リアルな使用感をお伝えするべく、実際にわたしが記録した際の画面の数々を交えながら紹介していくので参考にしてくださいね。
※Awarefyはアップデートが多いため、今後アプリ画面の仕様などが変更になる可能性があります。
Awarefy「コラム法」の使い方
Awarefyでは、以下の3種類のコラム法が使えます。
- 3コラム法:モヤモヤしたできごとに対する感情や考えの記録
- 5コラム法:感情や考えを書き出したあとに別の考え方を探る
- 7コラム法:感情や考えを深掘りしたうえで別の考え方を探る
※無料プランで使えるのは「3コラム法」と「5コラム法」の2種類です。
3コラム法は、今の自分の心や頭の中をひとまず書き出してみることで、「モヤモヤの正体」に気づくのに役立ちます。
そして5コラム法と7コラム法では、感情的な思考からちょっと離れて「現実的な視点」に気づく練習ができるのがポイント。
それでは、3つのコラム法の使い方を順番に紹介していきます。
※コラム法は「さがす」タブを開いた画面の左上部分に設置されています。
3コラム法の使い方
3コラム法は、以下の手順で「感情が動いたできごと」について書き出していきます。
- できごと
- 感情
- 浮かんだ考え
まずは、感情が動いたできごとを書きこみましょう。
次に、そのできごとに対する自分の素直な感情を「数値化」します。
あてはまる感情をすべて選び、それぞれの感情の強さを0~100までの数字で表現してみましょう。
今まででいちばんその感情が強かったときを「100」とすると、今の感情はどれくらいかな?と考えてみよう
最後に、頭に浮かんだ考えを書きこんだら、「完了」をタップして終了です。
数値化した感情は自動的にグラフ化され、心の中が一目瞭然に!まずは今の自分を「外側」からながめてみよう
補足:「感情の種類」の追加方法
Awarefy有料プランに加入している人は、感情の種類を独自に追加できます。
感情の種類の追加方法は以下の2通りです。
- 記録画面で感情の横に出ている「+」アイコンをタップして追加
- アプリの設定画面内にある「感情の種類」を開き「+」アイコンをタップして追加
※設定画面は「分析」タブ左上の「歯車」アイコンをタップすると出てきます。
5コラム法の使い方
5コラム法は、以下の手順で「感情が動いたできごと」について書き出していきます。
- できごと
- 感情
- 浮かんだ考え
- 別の考え方
- 今の感情
「1.できごと」~「3.浮かんだ考え」までは、3コラム法と同じ手順です。
5コラム法ではさらにふみこんで、浮かんだ考え以外に「別の考え方」ができるかどうかを探してみます。
正解や不正解はないので、思いついたことを書けばだいじょうぶです。
別の角度から見ることで「自分の心が軽くなるかどうか」が大事なポイントだよ!
最後に、今の感情をあらためて記録。
別の考え方に気づいたあとで、感情がどう変化したかを自己分析することができます。
「完了」をタップしたら終了です。
7コラム法の使い方
7コラム法は、以下の手順で「感情が動いたできごと」について書き出していきます。
- できごと
- 感情
- 浮かんだ考え
- 浮かんだ考えの根拠
- 浮かんだ考えに対して矛盾する事実
- 別の考え方
- 今の感情
「1.できごと」~「3.浮かんだ考え」までは、3コラム法や5コラム法と同じ手順です。
7コラム法では、5コラム法よりもさらにふみこんで、自分の考えを深く掘り下げてみます。
まず「4.浮かんだ考えの根拠」で、自分の考えを裏付ける根拠を探して書き出してみましょう。
なぜ自分はそういうふうに思ったのかな?その根拠となりうる「事実」を探してみよう
そして「5.浮かんだ考えに対して矛盾する事実」では、逆に「自分の考えが成立しない事実」がないかどうかを書き出してみます。
こうして客観的に状況を把握できたところで、先ほどの5コラム法のときと同じように「別の考え方」がないか模索していきます。
最後に、今の感情をあらためて数値化して記録し、「完了」をタップして終了です。
根拠となる事実に気づいたうえで別の考えを導き出せるから「納得感」が生まれるし、「考えるトレーニング」もできる心強い機能だね
有料プランではAIが「考え方のヒント」をくれる
Awarefy有料プランに加入すると、5コラム法と7コラム法で「別の考え方」を書くときに、AIが考え方のヒントをくれます。
自力で新しい考えを導き出すのが難しいこともあるので、AIに方向性を示してもらうだけでグッと書きやすくなります。
ヒントをそのまま丸写しするもよし、ヒントを参考にして自分の言葉で書きこむもよし。使い方は自由だよ
Awarefy「コラム法」を使ってみた感想
ここからは、実際にわたしがAwarefyの「コラム法」を使ってみた感想をお伝えしていきます。
少しでも参考になれれば幸いです
モヤモヤしたときの「駆けこみ寺」になる
「モヤモヤしたらとりあえずコラム法やっとこう!」と思えるようになったことで、以前よりもだいぶ気がラクになりました。
仕事や外出先で何かが心に引っかかるたび「帰ったらコラム法に書いて整理してみよう」と思うだけで、なんだかホッとできます。
いざとなったら駆けこめる場所があるっていうのはほんとに心強い
自分ひとりで完結できる方法なので誰かに迷惑をかけることもなく、マイペースに取りくめるのもいいですね。
しかもAwarefyには3種類のコラム法が用意されているので、そのときの気分でやりやすい方法を選べるのがまた便利です。
気づきによる「心の変化」がわかりやすい
どんなにイライラしていても、心の中を一度洗い出して別の視点を探ることで、感情が変化していることがよくわかります。
5コラム法や7コラム法で「別の考え方」に気づいたあとの感情を記録してみると、たいてい「穏やか」が出てくることが多いです。
ほんのちょっとの気づきがあるだけでも、心って落ちついてくるものなんだなぁ
感情の内訳が、数値やグラフで「ビジュアル化」されるのですごくわかりやすいんですよね。
こうしてわずかでも心情に変化があったことを「客観的に見つめてみる」ことが、メンタルの安定につながっていると感じます。
記録をまとめてふり返ると感情や思考の傾向が見えてくる
コラム法で書きためた記録をあらためてふり返ってみると、
- 自動的に浮かぶ考え方の「クセ」
- おちいりやすい感情
などが、おもしろいほど浮き彫りになります。
お恥ずかしいのですが、わたしの場合は「他罰的な思考」「被害者意識」といった思考の「クセ」を持っているようです。
感情や思考の「傾向」を自覚しておくだけでも、日常で発生したストレスに対する姿勢が変わってきますよ。
「あ、またアレが出てきてやがるな…!」みたいに気づければ、自力で「修正しよう」っていう意識が芽ばえるからね
感情や思考の傾向を見つけるには、特に「3コラム法」の記録でふり返るのがシンプルでわかりやすいのでおすすめです。
自己理解だけでなく「他者理解」のきっかけにもなる
他人の行動などに対してモヤモヤやイライラを感じたとき、今まではその行動を理解してあげようなんてとうてい思えませんでした。
しかし5コラム法や7コラム法で別の視点を探っていると、「相手にも事情があるかもなぁ」と素直に思えることが多いです。
コラム法みたいなテンプレがない限り、「キライな相手のことをじっくり考えてみよう」なんて機会まずないですよね。
大きな視野でとらえることで結果的に自分がラクになるから、他人にイライラしやすい人は試してみる価値あると思うよ!
注意:無理して考えをねじまげる必要はなし!
とはいえ、
「とてもじゃないけど相手の事情なんか理解したくねぇ!」
「別の考えなんてないだろ、自分が正しいだろ…」
ってときだってありますよね。
そういうときは、3コラム法で「とりあえず吐き出す」だけで十分だと思います。
認知行動療法って、無理してやるもんじゃないですよ。
別の考えなんて受けつけられないほど苦しいなら、今は自分をそっとしておいてあげることもまた大切なことです。
ゆっくりちょっとずつやってこ
Awarefy「コラム法」で心のバランスをとろう
Awarefy「コラム法」の使い方&使ってみた感想を紹介しました。
コラム法を使うと自分の心の中が「見える化」され、「今、自分の心にいったい何が起きているのか」はっきりと自覚できます。
思いこみから離れて現実的な視点に気づく練習にもなるので、頭が柔らかくなり、考え方の幅も広がっていくでしょう。
無理に考えを変える必要はないけど、いろんな思考が自然にできるようになると自分自身がラクになっていくよ!
感情を吐き出しつつ心のバランスをとることができるコラム法は、唐突に訪れるモヤモヤやイライラの強い味方です。
記録を書きためることで自分の「思考のクセ」もつかめるので、心がゆれ動いたときはぜひAwarefyのコラム法をひらいてみてくださいね。
※Awarefyアプリの総合的な情報については以下の記事でくわしく紹介しています。
【心のセルフケアアプリAwarefy】プラン・料金・評判など利用前に知っておきたいポイントまとめ