こんにちは、「孤独のメンタルノート」管理人のウーラーです。
2023年に入ってから、本格的に「おでかけチャレンジ」という活動をすることにしました。
おでかけチャレンジは、対人が苦手でつねに他人を避けて生きてきたわたしが、社会と関わる練習としておこなうものです。
飲食店での外食などをメインにしつつ、対人におけるリスクをともなう活動を通して、少しずつ社会に慣れていこうと思っています。
このチャレンジの過程や結果は、記事にしてブログに投稿していく方針です。
わたしと同じように対人状況を避けがちで悩んでいるような人に、参考にしてもらえるような内容にできたらなと考えています。
この記事では、そのおでかけチャレンジの概要についてまとめました。
チャレンジするメリットや、どのようにしておこなうのかなど説明していますので、ご興味があれば読んでみてください。
おでかけチャレンジとは何か
おでかけチャレンジは、
「実際に外出してお店(特に飲食店)など人がいる所へ行き、最低限のコミュニケーションや人目に慣れる練習をする」
ための活動です。
認知行動療法のように、実体験をもとに認知のゆがみに気づき、視野を広げていく練習としておこないます。
※くわしくはこちらを参考にしてください。
認知行動療法 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
意識的に経験を重ねることで恐怖や不安を減らしたり、実際のできごとから学びを得たりして成長していくのが目的です。
できるだけ計画を立てながら、段階をふんで経験を増やしていきます。
※一般的なスーパー・コンビニ等での買い物はすでに十分経験しているのでこのチャレンジには含みません。
※職場でも対人の状況はありますが、職場というのは少し特殊な環境でもあるのでこのチャレンジには関連させません。
大元にあるのは「回避」の問題
わたしは10代のころの傷つきをきっかけに、さまざまな対人場面を回避する生き方を何十年にも渡って続けてきました。
仕事以外では基本的に誰とも関わらずつねに1人行動が前提で、お店に入るということも怖くてなかなかできませんでした。
そのため有名チェーン店のようなお店でさえも未だによく知らない部分が多いのです。
孤独で、世間知らずで、コミュ障。
社交不安症や発達障害の傾向(※あくまで自己判断です)もあるため、コミュ障はそれに起因するところが大きいというのはあります。
しかし、人間との関わりを徹底的に回避してきたことで、さらに拍車をかける形になってしまっているのは間違いありません。
この現状を少しずつでも改善していきたいのです。
いきなりどこかのコミュニティに属したりするのはちょっとハードルが高いので、まずはお店などを利用しながら社会に慣れていこうと思っています。
おでかけチャレンジをする理由
わたしがおでかけチャレンジをがんばろうと思っている理由として、次のようなものがあります。
- 仕事や老後のため人間社会との関わりに慣れておきたい
- 人生をもっと楽しいものにしたい
- 外に出るきっかけにしたい
- 経験を人に伝えたい
おでかけチャレンジという活動は、ここからの人生をあらためて立て直すきっかけの1つにしたいと考えています。
わたしは2年ほど前、職場で大きなメンタルダメージをうけ一時的に無職になりました。
それを機に、メンタル関連の情報や知識を積極的に取り入れるようになりました。
その結果、30代後半という年齢にしてようやく、世の中のしくみや自分の認知のゆがみについて少しずつ理解できるようになってきたんです。
また、年齢が高くなってきたことで、残りの人生に意識を向けやすくなったという側面もあります。
このようなことから、しだいに自分の手でこの先の人生をよい方向に変えていきたいという気持ちが強くなりました。
仕事や老後のため人間社会との関わりに慣れておきたい
自分の仕事や老後のことを考えると、やはり人間社会と関わっていくことは重要なことだと気づけるようになりました。
この先の人生において、
- 本当に自分がやりたい仕事をして生きていく
- 年老いたときに行政や介護サービスの人に助けてもらう
といったことを想定すると、他人とまったく関わらない・関われないというのは死活問題にもなりうるからです。
若いころは、ただアルバイトに通っているだけでも生活はなんとかなったし、他人と関われなくても正直なんの問題もありませんでした。
しかしもうすぐ40才、ここからはそうも言ってられません
まずはおでかけチャレンジで新しいことをどんどん経験しながらメンタルを鍛え、少しずつ人間社会に慣れていきたいところです。
人生をもっと楽しいものにしたい
いろんな新しいことを知って、より楽しい人生にしていきたいというのもチャレンジをがんばる理由の1つです。
わたしは今まで、とにかく少しでも傷つく恐れのある行動は回避、回避で生きてきました。
「本当は行きたい」「本当は食べたい」という気持ちがあっても、対人が怖くてずっと押し殺してきたんです。
それでは、せっかくの人生において体験できることの選択肢がものすごく限られてしまいます。
結果的に世間知らずで、なんだか物足りない人生になってしまうことでしょう
しかし最近になってようやく、回避の問題は自分自身の力で克服していけるのではないかと考えられるようになりました。
おでかけチャレンジという活動を通してもっと視野を広げ、楽しみ、豊かな人生にしたいです。
外に出るきっかけにしたい
おでかけチャレンジをすることで強制的に家の外に出られるというのもポイントです。
わたしはここ2年くらい、外出すること自体がやばいくらいに減ってしまいました。
コロナ禍や、前職をメンタルダメージで退職したことなどがきっかけです。
外に出るのは家から5分の新たなバイト先やスーパーなどに行くときくらいで、ほぼひきこもり状態といっても過言ではなかったほど。
これはふつうにマズイですよね。
体にも心にも支障が出そうなライフスタイルです
緊急事態宣言下などではさすがに飲食店に行こうと思っても難しい部分があったと思いますが、今は時局が変わりました。
これからは、感染対策には気をつけつつも、おでかけチャレンジの名目でどんどん外に出るようにしたいです。
経験を人に伝えたい(自分と同じようなことで困っている人たちへ)
おでかけチャレンジには、自分を実験台にし、その実験(練習)の過程を読者と共有できるという側面もあります。
わたしと同じように、回避や社交不安などの傾向を持ち、1人で悩んでいる人はきっとたくさんいるのではないかと思います。
数年前までの自分自身をふり返るとよくわかりますが、身近に同じような人もいないし、
なんで自分だけがこんなに変なんだろう・・・
と悩みながらも解決策もわからず、現状を打破するような具体的な行動もとってはいませんでした。
今後、おでかけチャレンジの内容を記事にして共有することで、読んだ人に何かしらのヒントなど提供できればと考えています。
段階をふんで成長していく様子や失敗事例などを参考にしてもらいつつ、
- 「自分だけじゃない」と知ってもらう
- 「自分もやってみたい」と思ってもらう
といったことが少しでも達成できるとうれしいです。
おでかけチャレンジの具体的な内容
おでかけチャレンジでは、基本的に飲食店を活用し、店員さんとのやりとりや人前での飲食の練習などをしていきます。
- しっかり言葉を発する
- 話の内容に耳を傾ける
- 相手の顔を見る
- 人目に慣れる
- きれいに食べる練習をしておく
といったことなどがポイントになってくると思います。
また、さまざまなお店を経験し、世間知らずの状態を改善していくのも大事なことです。
お店の利用方法やメニューの内容など、知らないことがたくさんあります
飲食店以外にも、対人や人目に慣れる練習ができる環境で、自分が経験していないことややりたいことなどあればチャレンジしていきます。
チャレンジ先を決めたらなるべく下調べをして計画的にのぞみ、チャレンジ後は結果をふり返って次回につなげます。
チャレンジ先として考えている場所
とりあえず思いつくだけ候補をあげてみますが、この他にもチャレンジできそうな場所があればやっていくつもりです。
ファストフードチェーン店 | マック、ケンタ、モスなど |
カフェチェーン店 | ドトール、スタバ、コメダなど |
ファミレスチェーン店 | デニーズ、ジョナサン、サイゼなど |
その他飲食チェーン店 | 回転ずし、牛丼、ラーメン、ドーナツ、アイスクリーム、居酒屋など |
商業施設のフードコートや飲食店フロアなど | |
商店街やデパ地下、観光地等での対面販売 | 弁当屋、総菜屋、お菓子屋など |
個人経営の飲食店 | |
ネットカフェやカラオケ店 | 快活CLUB、自遊空間など |
宿泊施設 | ホテル、旅館、カプセルホテルなど |
動物系カフェ | 猫カフェなど |
※フランチャイズ展開の割合が多い会社もあるみたいですが、ここでは便宜上すべてチェーン店と表記しています。
(そんなのどうでもいいぜという方は無視してくださいませ)
最初は有名チェーン店のようなところからチャレンジを始める予定です。
- 1人でも入りやすい
- 情報が多いので調べやすい
- いろいろな人が利用しているのでハードルが低い
- 早朝や深夜などすいている時間帯をねらって行ける
といったメリットが活かせるかと思います。
個人経営の飲食店などにチャレンジするのはかなり先の話になるかもしれないです。
補足
<おでかけチャレンジに関する補足>
- ハードルが低いところから始め、少しずつレベルアップをめざす
- 1人なので基本的に混雑の時間帯はさけて活動する
- 週1くらいの頻度でおこなう予定
- 神奈川県在住なので原則神奈川近辺エリアのお店を利用
経験が浅く不安が大きい場合は、ネットオーダーやテイクアウトのような接触が少ない状態から始めるなど工夫します。
わざわざ混雑の中に飛びこむようなことまでする必要はないと思っているので、なるべくお昼や夕食の時間帯はさける予定です。
新しいチャレンジは週1回くらいできればいいほうかと思いますが、そのときどきによって変わる可能性はあります。
またチャレンジは基本的に神奈川近辺エリアのお店でおこなうことになります。
(チェーン店でも地域によっては多少の違いなどもあるかもしれないのでご参考までに)
記事化してチャレンジ内容を報告する
基本的にチャレンジで新しく経験したことは記事にし、ブログに投稿していく方針です。
記事にする過程が、わたし自身のふり返り作業にもなります!
経験済みの内容でも新たに発見などが出てきたら既存の記事に追記するか、別記事で報告する形にしようと思います。
※例えばある店舗で店内飲食した経験があるとして、同じチェーン店の別店舗でも店内飲食してみたら新たに特筆すべき体験をした、など。
1度目の経験と同等かそれよりハードルが低い内容で、似たようなチャレンジを何度かくり返すことは練習としてやっていくと思います。
これは場数をふんでとにかく状況に慣れるための練習なので、たいていは前回のチャレンジ時とほぼ同じ結果になると考えられます。
ですので、この過程は原則記事にはしません。
また、新しい経験のすべてを記事にできるかどうかはわからない(多忙・疲労など)ので、そのへんは大目に見てもらえるとありがたいです。
おでかけチャレンジの最終的なゴール
おでかけチャレンジをしていくことで、たどりつきたい目標は以下の通りです。
- 気楽にお店に入れるようになる
- 気楽に人前で飲食できるようになる
- 他人とのやりとりに慣れる
- 選択肢が広がり人生がさらに豊かになる
- 視野が広がり、柔軟な思考ができるようになる
- 経験を積んで自信がつく
- 読者と経験を共有し、いっしょにがんばろうと思ってもらう
今現在のような、極端な恐怖や不安で足止めされた状態を改善し、楽しみの選択肢が広がっていけばいいなと思います。
他人とのやりとりは、別に完璧にできなくたっていいです。
なめらかで美しいコミュニケーションができるようになりたいわけではありません。
まずは対人という状況に慣れ、最低限の意思が伝えられればそれでOKだし、そんな自分を認めてあげるのが何より大事だと思います。
チャレンジの過程を見て、読者の方に「自分も行動を起こしてみよう」と思ってもらえたらありがたいですね。
モチベーションをどう上げるか
おでかけチャレンジは楽しみでもある反面、それなりのストレスもともなう活動になることは間違いないでしょう。
慣れないうちは恐怖や不安に打ち勝たなければならないし、失敗して落ちこむ可能性もあります。
チャレンジへのモチベーションを上げるためには、いくつかの案があります。
- まずは何より食い意地を活かす
- 「いつかこのお店にも入るかも」と思いながら街を歩く
- 「大事な練習、訓練である」ということを意識する
まずは何より食い意地を活かす
わたしはそもそも食べることが好きなんです。
仕事から帰ってご飯を食べるときや、コンビニスイーツを食べるときなど、至福の時間です。
どんなに体調が悪くてもごはんだけはしっかり食べます。
なんなら体調不良を口実に、ここぞとばかり好きな食べものを好きなだけ買って爆食いしたりするぐらいには食い意地はってます。
この食い意地をチャレンジに活かさない手はありません。
今までは「おいしいものが食べたい」よりも「怖いから逃げたい」のほうが圧倒的に勝っている状態でした。
CMを見ても無条件にガマン。グルメリポートを見ても無条件にガマン。SNSを見ても無条件にガマン。
こんなさみしいことはないです
これからは「逃げたい」よりも「食べたい」のほうを重視して、困難を乗りこえる原動力にしていきたいと思います。
「いつかこのお店にも入るかも」と思いながら街を歩く
おでかけチャレンジをやろうと決めてから、街を歩いているときに視界に入ってきた気になるお店を見ては
「自分もいつかこのお店を利用するかもしれない」
と考えるようになりました。
今までは「怖い」「自分が入っちゃ申し訳ない」と思い、「お店には入れない」のが前提になっていたので劇的な変化です。
本当に世界が広がった感じ、楽しみが無限に広がった感じがして、すごくワクワクします。
いつか実際にここに行ってみよう!
といつも想像することは、チャレンジの大きなモチベーションになるはずです。
テレビや本、ネットなどのおでかけ情報なども同じように、自分ごととして見ていくようにしようと思います。
「大事な練習、訓練である」ということを意識する
おでかけチャレンジは、自分なりの認知行動療法であり、自分の人生をよりよくしていくための重要な練習です。
自分に対する訓練と言ってもいいでしょう。
これまでの回避グセが出て逃げ出したいような気持ちになることもありますが、ここで逃げたら何も変えられません。
チャレンジにそれなりの痛みがともなうことは、最初からある程度覚悟しておく必要があります。
あまり厳しいことを言いすぎると気がめいってしまうのでほどほどにしなければなりませんが、意識を持っておくことは大事です。
また、練習の結果を記事にして他の人に参考にしてもらうためにも、これは必要な活動であると考えたいと思います。
実際に傷ついたらどうするのか
とはいえ実際に傷つくのはわたしも不安です。
しかし、おでかけチャレンジは「失敗ありき」の活動です。
失敗から学び、次回に活かすことでレベルアップしていくのが目的の1つ。
このスタンスを忘れないようにしなければなりません。
そのためにも毎回しっかりチャレンジの内容をふり返り、うまくいったこと・いかなかったことを確認して分析・記録します。
感情的にならず、冷静に経験を積んでいきたいところです
ただそれでも、チャレンジを重ねるなかでストレスが蓄積し、疲れてしまうことはあるかもしれません。
部分的にものすごく嫌なことがあったりして、メンタル的ダメージをうけることも出てくるかもしれません。
そういうときは無理をせず、しばらく活動休止したり、必要であれば専門家に相談してみるといったことも視野に入れています。
お金はあるのか
週1ペースで外食などを増やしていくとなると、お金の問題を考えないわけにはいきません。
正直、わたしは貧乏です。
自由に外食できる経済的余裕があるとはとても言えません。
しかしおでかけチャレンジは自分の人生のためにおこなう「訓練」でもあります。
資金をねん出してでもやる価値があります。
お金はあるわけではないが、週1くらいならなんとかはなる
2年ほど前、職場でメンタルにダメージをうけ退職したわたしは、10ヶ月近く無職になり、100万円あった貯金を生活費で失いました。
今は親に事情を話し、一部生活支援をうけながら、週3日のアルバイトと在宅ワークで食いつないでいます
退職当時のメンタルダメージは大きく、今のバイト再開後もしばらくはリハビリ状態でしたが、ようやく元気になってきました。
今はまだお金に余裕はありませんが、普段の生活費をもう少し節約してチャレンジにまわすことは可能です。
事情があり在宅ワークはこれまで断続的にしかできていませんでしたが、チャレンジのためにも仕事を増やしていこうと思います。
メンタルのよい状態を維持していくためにも、前向きに活動していくことが大事ですし、お金は後からついてくると思ってがんばりたいです。
「お金がないから何もできない」はいいわけだった
これまでの人生でわたしは「お金がないから」というのを理由に、いろいろなことをあきらめてきました。
お店に入れない、外食できないというのも、お金のせいにしてさけてきた節があります
しかし今のひっ迫した状況に比べたら、当時、お金は確実にありました。
- 時給は安いけど週5で働いていたとき
- 週4だけど時給が高い深夜勤務だったとき
今思えば、お金は十分ではなくともあったはずです。
少なくとも週1回1人で外食したくらいで生活が破綻するような状況ではありませんでした。
けっきょく、お金の問題を苦手なことから逃げるための口実にしたかっただけ。
本当に大事なのはお金の有無ではなく、「自分がどうしたいか」という意識の部分です。
「お金がないから何もできない」をいいわけにしていると、ものすごく狭い世界で窮屈に生きることになります。
もったいないことです。
まとめ
<おでかけチャレンジのがんばりポイント>
- 楽しむ
- 練習であることを意識し、失敗ありきでのぞむ
- 結果をふり返り、次回へつなげる
- 場数をふんでとにかく経験を積む
- 無理はせず疲れたら休む
これらのことを意識してチャレンジを重ね、一歩ずつ、成長していけたらいいなと思います。
人や社会と関わることに慣れながら、視野を広げ、楽しみを増やし、人生を豊かにしていくためのチャレンジです。
どうなることやらという感じもしますが、今は楽しみな気持ちが大きいです。
チャレンジの結果は記事にして、読んだ人に何かしらの形で参考にしてもらえたらいいなと思います。
同じような悩みを持つ人が行動を起こすきっかけになれたらうれしいです。